ただいま試験運用中です。少しお待ちください。。。

5601-9000(全数字文字盤)

5601-9000(全数字文字盤)

スペック

メーカーSEIKO型番5601-9000
ペットネームロードマチックキャリバーNoRef.5601
製造年月1969/2振動数6振動(21,600)
製造地諏訪(諏訪精工舎)ガラスプラ風防(出荷時と同じか不明)
ケースSSブレスLM(恐らく出荷時同等品)
状況稼働備考メンテ履歴なし カレンダーなし
NEOアンティーク国産Watch調べ。メーカースペックと異なる可能性があります。

ディテール

諏訪精工舎(諏訪)で生産された、Cal.5601を搭載したモデルです。6振動・カレンダーなし

ロードマチックの初期から末期までラインナップに存在し続けたモデルです。最初期にはLMマークがなく、モデル後半期間では、文字盤の数字が植字からプレス成型に変わっています。
横にしても自立しないほどのしなやかなブレスレット。恐らくこのモデル用のものと思います。(弓カンの品番から推測)
曲面の入ったプラ風防がいい感じです。全数字のフォントと絹目の意匠と相まって、現代のデザインとは異なる雰囲気を与えています。
バックル部分にLMの入ったブレスは、出荷時純正品同等と思われます。このモデルは標準がステンブレスでした。もちろん皮革バンドも似合うデザインです。
この時計とよく似た「ロードマーベル36000」という手巻きモデルがありますが、こちらのモデルのほうが薄く、軽量です。これはロードマチック登場時のコンセプトを具現化していると言えます。
なお、皮革バンドを装着するとこんな感じです。現在店頭で見かけるものは、皮革バンドのものも多いですが、個人的にはどちらも似合うと思います。

ロードマチックの中でもカタログに最初から末期まで存在したモデルです。ロードマチックのセールスポイントのひとつとして、「二か国表示のカレンダー」があり、故にカレンダーなしのバリエーションは少なかったのですが、後年「ロードマチックのカレンダーは故障しやすい!」ということが話題になるにつれ、カレンダーを搭載しないこのモデルはがぜん注目を浴びることになった(のかな?)

実際に腕にした感じは、軽く装着感が気にならず、視認性もよい。故障しやすいカレンダーがないため、安心して使用できる、さらに適度のアンティーク感を味わえるなど良いところがたくさんある時計です。

故に、市場でもそこそこの人気が常にあります。管理者の印象では、タマ数は多いと感じますので、この時計が気に入った!という方は、焦らずじっくり選んでください。

程度のいいもの、仕上げやメンテナンスを済ませてあるものは、高価である反面安心できます。また、現状のものは比較的廉価ですが、入手してからひと手間かかることも多いです。

管理者は、そこそこの程度のものを入手し、プラ風防と側の磨きを自分で行い(磨きクロスで何とかなるレベルです)、別途ブレスを入手しましたが、幸い精度が出ているので磨き後は普段使いとして活躍中です。

ワンピースケースはこのように裏蓋がありません。その事実に気づくと、「開けられない!」と面食らいますが、時計屋さんは風防側からメンテナンスしています。この個体は1975年1月製造なので、モデルとしては後半のもの、ということになります。