時計のトラブル~帯磁~(1)
- 2022.12.14
- メンテナンスなど
- 56系, LM(ロードマチック)
メンテナンス記事のご注意!(必ずご一読ください)
時計のメンテナンス・修理は専門家に依頼するのが最良と管理者は考えています。
そのうえで、管理者は時に自らの興味、判断で、時計のトラブルを自己解決できないかと考え、実践したことを当ブログで取り上げています。
当ブログでのメンテナンス記事内容は、すべてのケースで必ず問題を解決できるものではなく、管理者の素人判断も多分にあり、結果として時計を壊してしまうこともあり得ます。
ここに取り上げている内容は、管理者が実践したことの紹介であり、
○ブログをご覧いただいている方に内容を推奨する意図ではありません。
(It is not my intention to recommend the contents to those who are viewing the blog.)
○当ブログを見て、作業を実践された場合の結果について、当ブログでは一切の責任を負いかねます。
(We do not take any responsibility for the result of seeing this blog and practicing the work.)
ことを確認させてください。
縁あって当ブログを見ていただいております皆さんの、大事な時計が壊れてしまうなどの悲しいことがないように、上記についてのご確認をよろしくお願いいたします。
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帯磁とは
時計が磁気を帯びてしまうこと
最近のデジタル表示や、裏蓋に「Anti Magnetic」の表示がある時計はそうでもないのですが、時計は磁石に近づけてはいけないものです。
磁力の発生源に時計を近づけると、時計自体が磁力を帯びてしまいます。これが、「帯磁」と呼ばれる現象で、時計に少なからず影響を与えてしまいます。
お気に入りの時計を襲った症状。
管理者も、帯磁という現象は知っていましたが、ある時こんなことが起こりました。
時計(機械式です)をふとした時に見ると止まっている。少し振動があればまた動き出すが、腕にしていないと止まる。
例えばぜんまいが切れれば、少し動いてすぐ止まるなどの症状が出ますが、症状に明確な法則がない。強いて言えば、腕にしている自分が動かないと止まる。
もしかしてこれは「帯磁」ではないか、と思い、さっそく方位磁石を購入して試してみました。
テスト方法は下記のとおりです。
帯磁しているかのテスト
なお、上の写真では、秒針が止まっているのがわかると思います(巻き上げてあるのですが)。
というわけで、帯磁が原因とは確定しませんが、この時計は帯磁していることは確定。
一般的には帯磁は、時計屋さんに持ち込んで、専用の機械で磁気抜きをしてもらうのですが、ネットで「磁気抜き」と検索すると、サジェストで「磁気抜き 自分で」と出てきて、そこから探すと廉価で道具が販売されていることもわかりました。
すぐに買ってみた(笑)
で、購入しました。安いですね。。。
いささか眉唾物ながら、次回はこの機械を使ってみます。
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